Arduino MKR WAN 1310が日本国内へ向けて発売することを発表した。
こちらはプロセッサとして、SAMD21を搭載し、LoRaモジュールとしてCMWX1ZZABZ LoRa moduleを搭載している。
これによって、LoRaとへの接続が可能となったマイコンボードとなった。
LoRaへ対応することで低消費電力が求められるプロジェクトに最適となり、導入の幅が広がった(これはいるのか精査)。また、LoRaWAN等のインフラに接続することで、Arduino IoT Cloudへの接続が可能となっている。
LoRaとは
LoRaWANは非営利団体であるLoRa AllianceTMが規格化している長距離通信を特徴とした通信方式である。ノイズ耐性も強く、無線ネットワークに接続した際の電波受信感度が高いことも特徴となっている。
サブギガヘルツ帯を使用するため使用時に免許は不要(国内では920MHz)
今回より、新しいバッテリーチャージャーが採用され、最小104μAの低消費電力が実現している。データ記録やOTAなどに使用可能な2MBのSPIフラッシュにより、LoRaWAN等から設定データを更新、接続状況によってSPIフラッシュに一時保存し、状況が改善された時に一括送信をすることが可能となっている。
本機に搭載されているセキュアエレメント(ECC508)によって情報を保存、通信する際に暗号化することも可能となっている。
搭載されているUSBポートより、5Vの電源の供給を受けることが可能となっており、Li-Po充放電回路を備えているので、電池、外部5V電源の双方で動作可能となっている。
ボード電源電圧は5V、回路動作電圧は3.3Vとなっている。
外部電源での動作中はLi-Poバッテリーの充電が行われる。
補足としては、2021年N月現在、技適マークはパッケージに表示されているため、パッケージは保管する必要がある。