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テクダイヤがFMD3Dプリンターノズル「kaika」の海外販売開始

公開日:2021/09/15 14:31

カテゴリー:記事

画像は公開されているE3D V6

FMD3Dプリンター用にテクダイヤが開発したノズル「kaika」を、同社が海外に向けて販売することを発表した。「kaika」ブランドのノズルは、オープンソースで公開されているMK8や、E3D社のV6ノズルと互換性がある。

これらのノズルを使用した3Dプリンターは、海外でコミュニティが活発であり、高度な加工技術を活かして高品質なノズルの普及を目指すものと思われる。

テクダイヤ株式会社は「こうしましょう」をモットーに次の時代を作り出す提案企業を目指している。工業用のダイヤモンド販売の商社からスタートし、顧客の要望に合わせて事業を拡大し、高い技術力をもった製造メーカーへとなった。
ディスペンサーノズルメーカーとして、穴径0.03mmまでの精密ノズルをライナップし、製造・販売を行っている。
現在ではセラミック応用技術、精密機械加工技術、ダイヤモンド加工技術をコアな事業にしながら最先端のものづくり産業を支えている。

kaikaの特徴

・スムーズな押し出しが可能となっている内部形状
フィラメントをスムーズに押し出すために重要となっている、内部形状はテクダイヤのスペンサーノズル「ARQUE」の断裁のないテーパー形状を採用している。
これに寄って他社の製品に比べてスムーズな押し出しを実現した。
・用途によって選択可能な穴径
穴径を多く取り揃えることで、用途によって選択肢が広がった。これにより、精密さが求められる用途にも対応することが出来る。
・内径部表面の粗さを抑え精密な印刷を実現
ノズルの内部の加工中に生じる傷や凹凸をテクダイヤ独自の加工技術で研磨をしている。表面の流れを滑らかにすることで材料の流動性を増加させた。これにより、ノズル自体の耐久性が増したため、ロングライフな仕様となっている。