モバイルディスプレイとして使用可能な、13.3インチのE inkディスプレイ「BOOX Mira」が販売開始することが発表されました。
WindowsOSや、Mac等の各種OSにおいて使用ができます。採用されているパネルは、紙に近いE inkパネルを搭載し光源を直接見ないので、普段のモニターとは違った快適さを提供します。
発売はONYX Internatinalの正規代理店であるSKT株式会社からとなっています。2021年9月28日から自社店舗のSKTNETSHOP及びYahoo!ショッピングにおいて発売の予定です。Amazon.co.jpからの発売は、10月からの販売開始の予定です。
SKT株式会社では、以前よりE inkパネルを採用した、タブレット端末を販売しています。
BOOX Miraについて
BOOX MiraはONYX Internatinalが開発した、E inkディスプレイです。長時間のPC作業において、紙に近い質感のE inkパネルを採用することで負担を軽減します。ONYX社のテクノロジーによって高速動作と、低遅延を実現しています。
BOOX Miraの特徴
BOOX MiraはHDMIに加えてUSB Type-Cポートを搭載し、ケーブル1本で接続して使用することも可能です。
13.3インチBOOX Miraの解像度は、2200×1650(207ppi)、アスペクト比4:3のディスプレイとなります。
参考値として、画面サイズ21インチにおける16:9の4k解像度(3860×2140)が210ppiであるため、画面の精密さはこれに近いものとなります。
画面は静電容量式によるタッチパネルであるため、タブレットの様な画面操作にも対応しています。9月25日現在の情報では、上記の販売店で購入した場合は、ミヤビックス製の保護フィルムが付いてくるため、傷を気にする方でも安心して使うことが可能です。
画面の表示には、暖色と通常色の表示に対応しており、照明などの環境や好みによって切り替えて使用することができます。
付属品にはマグネットで本体に固定されるケースが付属しています。付属ケースを利用することで、本体を立てて使用できます。
ディスプレイのボディ素材はアルミニウム合金製で、外寸は、308.4×231、厚さは最大で8.0mmです。
重量は約590グラムとなっています。
・USB Type-CとHDMIの2種類で接続が可能
BOOX MiraはHDMIとUSB Type-Cの2つの接続方式に対応しています。BOOX Miraに搭載されいるHDMIポートは、miniHDMIポートとなります。また、HDMI接続の場合は、外部電源としてUSB Type-Cポートからの給電が必要です。
USB Type-Cによる映像出力は、公式によると"PC本体側がThunderbolt3または映像出力対応のType-Cポート"に対応している場合可能となっています。Type-Cによる映像出力は恐らくUSBの「Alternate Mode」によるものと思われます。
USB Type-Cで利用したい場合は、これらの規格にディスプレイ出力したいデバイスが対応しているかを確認しましょう。
また、Thunderbolt3及びAlternate Modeは、ケーブルも対応している必要があるので、注意が必要です。いわゆる給電用やUSB2.0までのUSB Type-Cケーブルを使用した映像出力は不可能です。
・フレッシュボタンとホイール
右下に搭載されているディスプレイボタンを押すことで、E Inkで発生する残像を消去することができます。E inkパネルはどうしても一般のディスプレイパネルより、応答速度が劣ることや、書き換えにより映像を切り替えることから、残像が残ってしまい、頻繁に切り替わるような場所でなければ残像が残ってしまうことが想像できます。BOOX Miraはフレッシュボタンが、アクセスしやすい位置に搭載されているため、そのような状況でも快適に使用することができると思われます。
BOOX Miraのサイドには、ホイール型のがつまみが搭載されており、画像などのコンテンツの状況に合わせてコントラストやフロントライトの設定を、つまみを回すことで容易に調整することが可能です。
・VESAマウントに対応
BOOX Miraの背面にはVESAマウント用の穴があいているので、モニターアームに固定して使用できます。VESAマウント用の穴のピッチは、75×75です。
BOOX Miraの本体重量が約590グラムなため、モニターアームを使用する場合はアームの最低重量を確認しましょう。
今後は、25.3インチ版のE inkディスプレイ、BOOX Mira PROの発売も予定されています。BOOX Mira PROの発売予定日はまだ明かされていませんが、海外では年内の発売を予定しているとのことです。国内では海外での発売後、じきに販売開始すると思われます。
画像について
SKT株式会社 BOOX Miraページより引用
https://sktgroup.co.jp/boox-mira/