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【RP2040】モータドライバやGroveコネクタを多数搭載したラズパイマイコンボード「Maker Pi RP2040」が秋月電子で販売開始

公開日:2021/11/15 10:00

カテゴリー:記事


Cytron Technologiesが提供しているRP2040搭載のマイコンボード、「Maker Pi RP2040」が秋月電子より国内にて販売が開始されました。
Maker Pi RP2040は、メインとなる制御コントローラに、Raspberry Pi財団が販売しているマイコン「RP2040」を採用し、2つのモータドライバ、パワーマネジメント回路、Groveコネクタからなる多数のインターフェースを兼ね備えており、ロボット制御のシステムボードと言った用途に向いているマイコンボードです。

販売を開始した秋月電子では、2021年11月現在1240円で販売されています。

RP2040を採用したことにより、利用しやすいドキュメントが豊富にあることや、同じRP2040を採用したシステムから設計を継承しやすいなどの利点が挙げられます。

また、バッテリー制御なども行えるパワーマネジメント回路の搭載やモータドライバなどが組み込まれながらも、1200円という低価格を実現しています。

RP2040はRaspberry Pi 財団より販売されている32Bitマイクロコントローラで、Raspberry Piの名を冠しており、豊富なドキュメントや安価であることが特徴です。Raspberry Pi 財団からは、RP2040を搭載したマイコンボード「Raspberry Pi pico」が販売されています。

Maker Pi RP2040の詳細

Maker Pi RP2040は、ロボットなどの制御といった用途に適しているボードです。他のRP2040のマイコンボードとは異なり、モータなど消費電力の大きい部品を扱えるように設計されているため、サイズも他のRP2040マイコンと比較してかなり大きいのが特徴です。

フラッシュメモリはRaspberry Pi Picoと同じ2MBとなっています。

DCモータドライバを2つ搭載しており、基板上方の黒いターミナルブロックに繋げるだけで使うことが可能です。また、モータの動作確認用のテストボタンも搭載しています。

ボードへの電源供給は、Micro USBポート、緑のターミナルブロック(3.6-6V)、LiPoバッテリーからの供給が可能です。バッテリーの対応電圧は3.7Vで、制御回路を搭載しているので、充電も可能です。また過充電、過放電防止機能にも対応しています。

ボードには、4つのサーボモータが制御可能なピンヘッダを搭載しています。

外部インターフェースとして7個のGroveコネクタを搭載しています。付属のケーブルを利用することでGroveからピンヘッダでアクセスできるので、I2C通信などで簡単に制御することが可能です。